日本で受けた健康診断は、健康診断専門クリニックに行って、流れ作業診断でした。自分でカルテのファイルを持って、指定された番号の部屋へどんどん流されて行きます。流れ作業なので、必要の無い検査を受けさせられ、あげくの果てにお金を要求されても、誰も責任を取る事も無く流れて行きました。今回もそんなもんかと思いきや、全然違っていました。受付を済ませると、白衣を着た女性が現れ、「本日担当しますジェニファー(名前は定かではありません)です。よろしくね。」と言いました。そして、彼女が血圧、身長(実際は測らず自己申告)、体重、視力、聴力をはかって、レントゲン等の専門医へは大きな迷路みたいな院内を全てアテンドしてくれました。
内科の先生は、ホームドラマに出てきそうな頭も性格も良い子煩悩なパパタイプでした。日本の立て前健康診断の内科の先生は、それはそれはテキトーに聴診器をあてただけだったのに比べ、マイホームパパ先生は聴診器はもちろんの事、脚気、乳がんの触診や、お腹のポンポンなど、昔ながらの温かみ溢れる内科の雰囲気満載でした。
そして今回もありました、胃のレントゲン。前回のいや〜〜〜〜な思い出が蘇ります。水を含むとやたら発砲する白い粉を飲んだ後、ゲップしない様に耐え抜いた末、バリウムを無理矢理流し込んで、あげくの果てにアクロバットさせられる拷問のような検査。果たして今回は、白い粉を飲んだ後、ゲップを耐えている最中、技師の方々がザワザワし始めました。機械が動かないとか、なんとか。彼女達は笑顔で「ちょっと待ってね。隣の機械が空いたらそっちを使うから♡」と言いました。ありえない!!どうやって、この胃の中にたまった空気をキープしろというのでしょう?!顔面蒼白になりながら耐えに耐えている隣で、技師さんは「もーこのボロ機械!!」とありとあらゆるボタンを叩いていました。ダイヤル式テレビじゃあるまいし。。もう駄目!と申告しようとした時、技師さんが「あら、直ったわ☆」
あの機械ってダイヤル式テレビと同レベルなんか?!
時間が経ちすぎてしまってパンパンのお腹にはバリウムはなかなか入って行かず、少し飲んでは、「これでいい?」「もっと?」と聞きつつ、頑張っても規定の量を飲む事はできませんでした。技師さん達は、検査が出来れば良いから、規定の半(コップ1/4)で許してくれました。
日本の流れ作業検査の時は、無理矢理にでも全部飲まなければならず、最後は口から溢れて、口の回りが真っ白になったのを覚えています。うんちもしばらくはず〜〜っと白かった。今回は、昔ながらのアットホームな機械と技師さん達のおかげで、うんちが白いのも1回だけで済みました。
今回何よりも心温まった事は、ジェニファーを始め、技師さん達がとっても優しかった事。風邪を引いていた私は、昨日の7時以降何も食べていない空腹と、秋だというのに激寒なクーラーとレントゲン用の薄着のせいで、ガタガタ震えていました。そんな私を見て、ジェニファーはものすごく大きなシーツ4枚を手配してくれ、おひな様みたいに巻いてくれました。それに、胃のレントゲンの技師さんは、乾燥機から出したての毛布を巻いてくれました。全く期待していなかっただけに、こんな優しさがとても心に染みる!!なんて温かいんだ!!

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